20万円までなら確定申告不要?

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コラム:20万円までなら確定申告不要?

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    20万円までなら確定申告不要?

    2018/02/04

    いよいよ確定申告シーズンが近づいてきました。

    サラリーマンの方は毎月のお給料から所得税・住民税が天引きされていますので

    医療費控除や住宅ローン控除を受ける以外には、確定申告にあまり馴染みがないと思います。

    しかし、最近会社が副業を認めるようになったため、本業以外の収入を持つ方が増えてきました。
    つい先日も「20万円以下の副業は申告しなくていいんですよね?」というご質問がありました。
    今日はいわゆる「20万円ルール」について解説させて頂きます。
     
    【確定申告が必要な方】
    給与所得者であるサラリーマンは、勤務先の会社が年末調整を行い
    所得税・住民税の計算が完了しますので確定申告は原則不要です。
    しかし、下記に該当する方は、確定申告を行う必要があります。
    (他にもありますが、ここでは割愛します。)


    1.給与収入が1ヶ所の方
       給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計額>20万円


    2.給与収入が2ヶ所以上の方
       メインの勤務先以外の給与収入金額+給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計額>20万円



    【20万円ルールが適用されるのは、年末調整をした給与所得者のみ】
    上記を逆読みすると、下記に該当する方は、確定申告が不要になります。
    あくまでこの制度が使えるのは、年末調整が済んでいるサラリーマン(給与所得者)のみです。


    1.給与収入が1ヶ所の方
       給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計額≦20万円



    2.給与収入が2ヶ所以上の方
       メインの勤務先以外の給与収入金額+給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計額≦20万円



    【間違いやすい事例】
    最後に、よくある間違いやすい事例をご紹介しておきます。


    1.お商売をされておられる方、不動産賃貸業をされておられる方等は
      20万円以下の給与収入であっても確定申告をする必要があります。


    2.副業が20万円以下で確定申告が不要なサラリーマンでも
      医療費控除や、住宅ローン控除の適用を受けるため、確定申告をする場合は
      たとえ、20万円以下の副業でも、確定申告する必要があります。

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